音楽が届けて
くれた、心に残る
ひととき 一青窈さん
一般社団法人gigi
によるチャリティ
ライブ
令和8年7月29日、ひときわ厳しい暑さとなった夏の日、脳神経外科東横浜病院にて、歌手の一青窈さんと一般社団法人gigiの皆さまによるチャリティライブが開催されました。
一青窈さんが設立された一般社団法人gigiは、入院中の方やそのご家族、そして施設で暮らす方々のもとへ音楽を届け、歌や演奏を通じて心に寄り添う支援活動を続けていらっしゃいます。
ライブ当日は、入院中の患者様やご家族の皆様をはじめ、当院の医師、看護師、医療従事者などが会場となった職員の休憩室に集まりました。いつもの病院とは少し違う、これから始まる特別な時間への期待に包まれる中、ライブが幕を開けました。
オープニングを飾ったのは、一青窈さんの代表曲のひとつ「もらい泣き」。
一青さんの伸びやかで心に響く歌声に、ミュージシャンの皆さまによる生演奏が重なった瞬間、会場の空気は一変しました。
普段は職員の休憩室として使われている空間が、この日ばかりは美しい歌声と演奏に満たされ、患者様やご家族、そして病院スタッフがともに音楽を楽しむ、温かく特別な空間へと姿を変えました。
「かざぐるま」「耳をすます」をはじめとする一青さんの楽曲や、世代を超えて親しまれてきた名曲が披露されました。
一曲一曲に込められた想いを大切にしながら歌われる一青さん。その歌声はもちろん、患者様のそばへ歩み寄り、一人ひとりに語りかけるように歌う姿もとても印象的でした。
曲の合間には、歌に込めた想いや、その曲にまつわるエピソードもお話しいただきました。歌を聴くだけではなく、その背景にある想いに触れることで、一つひとつの言葉やメロディがより深く心に届いていくようでした。
そして最後は、患者様からのリクエストの「ハナミズキ」。
誰もが一度は耳にしたことのある美しいメロディと歌詞、そして一青さんの優しく力強い歌声が会場いっぱいに広がりました。
患者様、ご家族の皆様、それぞれがさまざまな想いを胸に歌声に耳を傾ける姿があり、会場全体が温かな感動に包まれました。
それは単に音楽を楽しむだけではなく、日々の入院生活の中で、しばし病気や治療から心を解き放つような、かけがえのない時間だったのではないかと思います。
私たち病院スタッフにとっても、このライブは忘れられないひとときとなりました。
病院では、医師や看護師をはじめ多くの医療従事者が、日々、治療や看護を通じて患者様を支えています。
しかしこの日、私たちが目の当たりにしたのは、治療や看護とはまた異なる形で人の心に寄り添い、励まし、時には笑顔や涙を生み出す「音楽の持つ力」でした。
歌声に耳を傾ける患者様の表情や、ご家族と一緒に音楽を楽しむ姿を拝見し、音楽が人の心にもたらす力の大きさを、あらためて感じる機会となりました。
このような素晴らしい時間を届けてくださった一青窈さん、ミュージシャンの皆様、そして一般社団法人gigiの皆様に、心より感謝申し上げます。
患者様、ご家族の皆様、そして私たち病院スタッフの心に残る、温かく特別な夏の一日となりました。
素晴らしい音楽と、かけがえのない時間を届けていただき、本当にありがとうございました。